私は九州の片田舎で4歳と7歳の子どもを育てているママです。
学校卒業後、コンピュータ関連の会社で働き、結婚を機に今の土地に越してきました。
結婚・引っ越し・出産を経ても、ずっと正社員として働いています。
産前産後・育児休暇も2人分取得し、現在も正社員として働きながら、子育てしています。
会社の考え方として「残業は悪」
社長は「残業はコストだから。残念しない方法考えろ!」と、そもそも残業ゼロを目指している会社に勤めています。
いい社長ですね。
それでもやっぱりゼロにならない。
理想と現実は違います。
でも、私は「残業しないこと」にしました。
ママだから「使えない」と思われたくなかった。
私の勤める会社は独身だらけです。
結婚して働いている人は男性、女性ともに2割程で、仕事に時間と労力を注いでいる人が多いです。
じゃ、ママの私は?
はっきり言って無理して働いていました。

残業、大丈夫ですよ!

土日出勤もやれます!
余裕ですよ!

そう??大丈夫?
「ママだからダメだ」「やっぱママは使えない」と思われたくなかったので、残業も休日出勤もしていました。
一生懸命だったと思います。
残業してもコスパが悪いし幸せじゃないと気づいた
残業して帰ったときには、子どもたちがよけいに甘えてきて、イライラがとまりませんでした。
料理をしていては、足にくるまってくる。
料理に火をかけているのに、平気で背中におぶさってくる。
いそいそと家事している最中に「ママ、読んで―」と絵本攻撃。
人形を持って来ては「メルちゃんが風邪ひいたー!」とごっこ遊びに誘われる。
家事も思うようにできず、子どもと遊ぶこともできず、時間だけが無駄にすぎていきました。
そんな状況に私自身もいつもイライラして「うるさーい!」「もーー!やだー!」と叫んでいました。

さみしいんよ。イライラしなさんな。

うっせーーー!だいたいあなたはさ・・・・くどくどくど
旦那「・・・(その場を離れる)」
旦那にも当たり散らす毎日でした。
どうしてこうなるのだろう、、なんとかならないものかと感じていいたときに、給料明細をもらって、はっとしました。
「残業代」の項目にわずかなお金。

私はこのお金のために、イライラして子どもたちにさみしい思いをさせて、旦那にも当たり散らす。。
これって幸せか?
お金は増えた。
時間はない。
心は荒れる。
もう、やめよ!と思いました。
残業しない方法は「帰る」
残業せずにさっさと帰る方法。
それは時間が来たら「帰る」ことです。
本当にそれだけです。シンプルです。
ババア!当り前の事言ってんじゃねーよ!!それができてりゃ苦労しねーよ!
と言う声が聞こえそうです。でも帰らないと残業しますよね。
帰るには周りからの信頼と努力が必要です。
それ以上に図々しさが必要です。
さらに屁理屈も。

帰ります。
上司「あ、あれどうなった?」

あー、あれは先方が明後日でいいそうなので、明日します。
今日は帰ります。
上司「・・・」
上司に突っ込ませる隙をあたえないように注意し、自分の仕事は計画的にすすめ、先延ばし出来るものは全部先延ばししています。
「帰っていいですか?」ではなく「帰ります」
周りが残業してるとき、帰りにくいですよね。
でも自分の仕事は終わらせた。
そんな時、周りは関係ありません。
私の私の時間を生きて行くのです!
皆「カチャカチャカチャ(キーボード音)」

あー、すみません。帰りますね。
皆「おつかれっしたー」
結構皆も理解があり、意地悪なく接してくれています。
わたしは「残業しない人」というレッテルを貼ってくれたようです。
仕事はするよ、でも帰るよの姿勢
仕事は積極的にします。

(自分の仕事は終わらせて)何か手伝える事ありますか?
上司「いや、特に・・・。」

じゃ、帰ります。
このとき、もし上司が「これお願い」とか言った場合。

何か手伝える事ありますか。
上司「じゃ、これを。」

いつまでですか。明日で良いですね。じゃ帰ります。
上司「・・・」
「仕事はするよ、でも帰るよ」の姿勢を貫いています。
良い意味で鈍感になる
世の中、真っ向から潰しにかかってくる意地悪な人がいます。
最大級の悪意を持って、めった切りしてくる人がいます。
悪意ある人「皆んな残業してるのに、一人だけ帰れてずるいよなー」

・・・そういえば、冷蔵庫にセブンイレブンのシュークリームありましたよ?食べました?
悪意ある人「・・・」
聞いてるふりして、聞かない。バカなふりをする。
繊細な心を持っていると、
「あぁ、私仕事してないって言われたらどうしよう」とか
「あいつだめだなって思ってるんだろうな」とか余計な心配して自分を苦しめます。
そういう繊細さをすぐに捨てましょう。
鈍感に。バカに。
それに他人は、自分が思っているほど他人に興味を持っていません。
悪意ある人から離れ、鈍感力を身にけ、自分の時間と人生を過ごす。
うまく立ち回り図々しく渡り歩いて行きましょう!

仕事はするよ、でも帰るよ!