話がつうじないアスペルガーの夫の心を動かしたカサンドラ症候群の私の体験【後編】

ブラック旦那

前編のつづきです。

 

サロンやツイッターで「自分の気持ちを整理すること」や「言語化すること」によって「自分がどうしたいのか」ということが少しずつわかってきていました。

 

以前はあった「これが好き」「これがしたい」というエネルギーが少しだけ湧いてきていました。

夫の逆ギレからはじまった

夫とわかりあうきかっけになったのは、大喧嘩からでした。

 

よくあることなのですが、子どもたちが機嫌よく遊んでいるところに夫がちょっかいをだして子どもたちが怒り始めました。

 

そうしたら、夫が逆ギレをして子どもたちに手を出しはじめたので、私が「やめて」と言いました。

今まで何度も同じ状況があり、やめてといっているのに夫はやめられなくて。

 

子どもたちが怒ったら「可愛がってやってるのに」とキレることが多いんです。

 

私にとってはそれはかなり苦痛で、最近は夫にキレられると心臓がドキドキしたり冷や汗をかいたり、呼吸が苦しくなったりする、自律神経の症状がでるようになっていました。

 

これは離れたほうがいいと思い、義実家に連絡して泊まらせてもらうことにしました。

離婚してもいいと思って今まで言わなかったことを言った

義実家にいくと夫からLINEがきました。

 

「俺をひとりハブにすればいいと思ってるの?」

 

いつものパターンで、私のことを責めはじめました。

 

今まで何度も思ったことはありましたが、はじめて心の底から「離婚してもいい」と思いました。

 

そして、今まで喧嘩しても言わなかったことまで思いを全部投げつけました。

 

すると夫は

 

「お前が憎い、殺したい。

何もかも置いて明日出ていけ。離婚だ。今すぐ消えろ。

お前のことも子どものことも二度と考えたくない。」

 

と言ってきました。

今まで言えなかった素直な気持ちがでてきた

そういってきた夫に対して

 

「私はもう憎くて殺したいと思ってくれてもいいよ。

私はそんな風に思っていないから。

あなたが一番わかってほしい人で大事な人だから、ここまで我慢して耐え続けてきた。

こんなに体も心もボロボロになっても。

子どもたちもパパが好きだから。

本当に嫌ならとっくに逃げてる。

大好きだったし、大事だったからここまで来たんだよ。

 

という話をしました。

夫が急に何かに気づいた

そうすると、罵声を浴びせるだっただけの夫が急に落ち着き始めました。

 

2人で会話をするうちに

 

「いきなり離婚はやめよう。

俺はうまく自分を調整できる自信がないから、家庭内別居みたいな形にしよう。

俺が家の中で自立した生活ができるような形に整えたい。

不器用な俺が思いやれるような、距離感を保ちながら、やり直す方法を模索しないか?」

 

と提案してくれました。

 

そして、具体的に私が何が嫌で辛かったのか、どんな気持ちでいたのかをひとつずつちゃんと聞いてくれました。

 

自分が悪かったことは、ちゃんと謝ってくれて、「俺はそういう時どうしたらいい?」と聞いてくれました。

 

表面的なことでお互いを責め合って牽制していたけれど、本質的には気持ちの問題であると理解してくれました。

 

そして

 

「W子が辛いのはわかってる。ただ、どれだけ辛いのかは多分わかりきってない。

こういう話をこれからもして、どれくらい辛いのかをわかっていく。

本当はW子のことが大好きで、幸せにしてあげたい

 

と言ってくれました。

私自身が気づいたこと

夫と話していていくつか気づいたことがあります。

 

・夫は自分にかまってくれなかったのがただ淋しかった

・夫は悪気はないのに、うまく気持ちを表現できないことが多かった

・私自身が勝手にあきらめて、我慢していることも多々あった

・私が夫に冷たい態度で酷く当たっていたのは、心の寂しさや悲しさの裏返しだった

・夫も私の冷たい態度にとても心を痛めていた

・やっと真の心の叫びを夫に言うことができた

 

 

夫の変化

その後夫は、仕事を早めに切り上げて帰ってきてくれたり、私の気持ちをわかろうと努力してくれています。

夫婦のたわいもない会話もできるようになりました。

それがすごく嬉しいです。

 

夫のことはとても大事だし大好きだったのに、そのことを伝えることがないまま、数年が過ぎてしまっていました。

 

今回の大喧嘩で、数年ぶりに夫と心が通い合ったように感じました。

 

大喧嘩から数ヶ月後どうなっているか

あれから数ヶ月経ちました。

お互い相手に対する気遣いもできるようになり、平穏な日々を過ごしております。

 

私が困っていたり手伝ってとお願いしたら、夫がすぐに動いてくれるようになりました。

休日には何も言わなくても食器を洗ってくれたり、平日はゴミ出しを気にしてくれたり。

 

今まで感じていた夫と接する時の不安と緊張も少しずつほぐれて、自然に会話をすることもできるようになりました。

 

 

正直、これはいつまで続くのかな…

また前のように戻ったりしないだろうかと不安になる時はまだあります。

あまりにも長い間辛い状態を我慢してきたから。

 

 

そんなこと思っても考えても仕方ないこととわかっていながら思い考えてしまいます。

でも、そんな時にはそんな気持ちを自分で認めてあげて我慢することはしないようにしました。

 

そして私はできる限り前向きに、今の夫を信じて生きていこうと思います。

 

今悩み苦しんでいるあなたへ

なかなか自分の思いが伝わらない、心ない言葉をかけられるなどいつも心が枯渇してしまってお辛いと思います。

一緒にいるのにひとりぼっちのような気持ち。

 

 

私は誰と話しているんだろう、私の状況を見てどうしてわからないんだろうと。

 

 

旦那さんはきっと本当にわからないんだと思います。

もしかしたら自分の気持ちもわからないのかもしれません。

 

そして不満気なあなたの様子が理解できない旦那さんにとっては不安で、不機嫌だったり怒ったり時にはわざと意地悪のように見て見ぬふりをしたりしているかもしれません。

 

怒りや不満というのは不安の裏返しなのだとわかりました。

 

今は誰もわかってくれる人なんていない、辛い、悲しいという気持ちを抱え込んでいるかもしれませんが、あなたの気持ちをわかってくれる人はきっといます。

 

共感のないことの辛さというのは心身に支障をきたします。

 

一人で苦しまないで欲しいです。

 

勇気の必要なことかもしれませんが思い切ってカウンセラーさんなどに相談するのも一つの手です。

 

私のようになってしまった人の心が一人でも多く救われるようにと願いを込めて筆を執せていただきました。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

あなたが幸せになれるように心から祈っております。